「硬水」と「軟水」の違いと、それぞれの特徴や使い分けの方法を紹介します。
市販の水の種類もまとめました。
「硬水」と「軟水」の違い
日本の水道水は軟水です。
そのため、多くの人は硬水を飲む機会は少ないでしょう。
「硬水」と「軟水」の違いは、水に含まれているマグネシウムやカルシウムなどのミネラルの量です。
簡単に言うと、ミネラルを多く含んだ水を「硬水」ミネラルをほぼ含まないものを「軟水」といいます。
使い分けは?
それぞれおすすめの使い方をまとめます。
硬水 | ・運動後やダイエットにいい ・肉の煮込みやパスタ料理におすすめ |
軟水 | ・赤ちゃんのミルクを作る ・洗濯におすすめ ・和食におすすめ |
マグネシウムやカルシウムを含むという事は、それだけ胃腸に負担がかかります。
マグネシウムは下剤にも含まれる成分ですので、たくさん飲むとお腹が下る人もいます。
ですが、逆に硬水は飲むだけでミネラルを補給することができるとも言えますので、運動後やダイエットに活用している方は多いです。
軟水は体に優しい水ですので、赤ちゃんのミルクは軟水で作りましょう。
硬水は泡立ちがよくないので、洗濯には向いていません。
肌にもあまり優しくないので、髪を洗ったり体を洗うなら軟水がおすすめです。
日本の水道水は軟水ですので、わざわざ硬水でお風呂に入る人はいないかと思いますが、外国では水道水が硬水という国もありますので、知っておくとよいですね。
市販の水は?
市販のミネラルウォーターにも硬水と軟水があります。
主なメーカーの水を硬水と軟水に分けてみました。
購入の際の参考にしてください。
硬水のミネラルウォーター | 「コントレックス」「エビアン」「ゲロルシュタイナー」「ペリエ」 |
軟水のミネラルウォーター | 「クリスタルガイザー」「ボルヴィック」「いろはす」「サントリー天然水」「おいしい水」「森の水だより」 |
硬水か軟水か区別するには「硬度」の表記をチェックします。
硬度100~120mg/ℓ以上が硬水です。
100mg/ℓ未満は軟水です。
まとめ
「硬水」と「軟水」の違いはミネラルが多いか少ないかです。
水1ℓにつき100~120㎎のミネラルを含む水を「硬度100~120mg/ℓ以上」で硬水といいます。
0~100mg以下を軟水といいます。
日本の水道水は軟水ですので、飲みなれた水は軟水ですね。
硬水は飲み過ぎると胃腸に負担をかけますので、飲む時には注意しましょう。
洋風の煮込み料理などに使うと、肉がやわらかくなり、おいしくできます。
上手に使い分けるといいですね。