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通知表のコメント欄は、担任として子どものがんばりや成長を記録し、保護者に温かいメッセージを届ける大切な場面です。
しかし「どのように言葉を選べばよいのか」「どのような角度から書けばよいのか」と迷う先生も多いのではないでしょうか。
この記事では、通知表に使える性格別・評価ポイント別のコメント例文を各5つずつご紹介します。ひとりひとりの個性や努力を認めながら、前向きな言葉で締めくくれるよう、参考にしてみてください。
Contents
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性格別コメント例文集
性格は学習や人間関係に影響を与える大きな要素です。
ここでは、よく見られる5タイプの性格に応じた、肯定的で温かいコメントをご紹介します。
明るく活発な子ども向け
- 明るく前向きな性格で、どの場面でも元気に取り組む姿が印象的でした。友達との関わりも豊かで、クラスを明るくしてくれました。
- いつも元気にあいさつをしてくれ、周囲の空気を明るくしてくれました。活動にも積極的に参加する姿が素敵でした。
- 友達との関わりを楽しみながら、どの活動にも前向きに取り組む姿がありました。その笑顔に周囲も元気づけられていました。
- 失敗を恐れずに挑戦する姿勢が素晴らしく、活動への積極性が学級全体によい影響を与えてくれました。
- のびのびとした性格で、いろいろな場面でリーダーシップも発揮してくれました。今後の成長が楽しみです。
おとなしく控えめな子ども向け
- 物静かな中にも、真面目にコツコツと取り組む姿勢がとても印象的でした。学習にも安定して取り組んでいます。
- いつも丁寧な言葉づかいで、周囲に安心感を与えてくれました。静かに努力を重ねる姿が素敵です。
- 目立たないながらも着実に力をつけ、しっかりと成長を感じる一年でした。
- 自分のペースで物事に取り組み、確かな理解と集中力を発揮していました。
- 感情表現は控えめですが、周囲をよく見て行動できる優しさが感じられました。
優しく思いやりのある子ども向け
- 友達の気持ちに寄り添い、困っている人にはさりげなく声をかける姿が素晴らしかったです。
- 誰に対しても優しく接し、学級の中で安心できる雰囲気をつくってくれました。
- 細やかな気配りができる性格で、集団の中で大切な存在となっていました。
- 友達との関係を大切にしながら、周囲に穏やかな空気を運んでくれる存在でした。
- 相手の立場に立って行動することができ、信頼される子どもです。
マイペースでこだわりの強い子向け
- 自分の世界観を大切にしながら、じっくりと取り組む姿勢が印象的でした。独自の視点を持って考える力があります。
- 興味のあることにはとことん取り組み、深く追求する姿がすばらしかったです。
- 自分のペースを大切にしながら、着実に力をつけていることがわかりました。
- 他の子とは少し違う発想や考えを持ち、それを大切にできる感性の豊かさがあります。
- 自分なりのやり方で物事に向き合い、独創的な視点で取り組む力が育っています。
責任感が強くしっかり者の子向け
- いつもまじめに責任を持って物事に取り組み、学級のよいお手本となってくれました。
- どんなときも手を抜かず、丁寧に取り組む姿勢がすばらしかったです。
- 学級活動では進んで役割を果たし、まわりからの信頼も厚い存在でした。
- 見えないところでも手を抜かず、人知れず努力を続けることのできる力があります。
- ひとつひとつの課題にしっかり向き合い、真面目な態度で学びを深めてきました。
評価したい内容別コメント例文集
評価の切り口によって、表現したいポイントも変わります。
ここでは学習姿勢や成長など、具体的に何を評価したいかに応じた例文をまとめました。
学習意欲を評価したいとき
- 常に前向きな姿勢で学習に取り組み、分からないことにも粘り強く挑戦していました。
- 授業中の発言やノートの取り方から、意欲的な姿勢が伝わってきました。
- 興味をもったことには深く掘り下げる力があり、学習の幅が広がっています。
- 毎時間集中して取り組み、確かな学力を身につけてきました。
- 自ら課題を見つけ、主体的に取り組む力が育ってきました。
社会性や人間関係を評価したいとき
- 周囲との関係を大切にし、友達と協力しながら活動する姿が印象的でした。
- どの子とも分け隔てなく接し、温かい関係づくりができていました。
- 困っている子にさっと手を差し伸べる姿に、優しさと気配りが感じられました。
- 自分の意見を持ちながらも、相手の話にもきちんと耳を傾けられる姿勢がすばらしいです。
- グループ活動ではまわりを支え、よい雰囲気をつくることができていました。
成長を評価したいとき
- 一年間を通して、大きく成長した姿が随所に見られました。努力の積み重ねが実を結んでいます。
- 苦手意識を乗り越えようと前向きに努力し、確かな変化が感じられました。
- 少しずつ自信をつけ、自分の考えを発信する機会が増えました。
- 初めは不安そうでしたが、今では笑顔でさまざまなことに挑戦できるようになりました。
- できることが増え、表情にも自信が見られるようになったことをうれしく思います。
自主性・主体性を評価したいとき
- 自分で考え、判断して行動する力が育ち、日々の生活にも積極性が見られました。
- 指示を待つのではなく、自ら進んで行動する姿が増えてきました。
- クラスや学校の中で、主体的に動く場面が多く、よい影響を与えてくれました。
- 活動の目的を理解し、自分なりの目標を持って取り組むことができていました。
- 自ら課題に向き合い、工夫しながら学びを深める力が育っています。
課題に前向きに向き合ったことを評価したいとき
- 苦手なことにもあきらめず、努力し続ける姿に成長を感じました。
- はじめは戸惑う様子も見られましたが、前向きに取り組むことで確かな力を身につけました。
- 「できない」と感じたことも、くり返し取り組むことでできるようになっていきました。
- 壁にぶつかっても逃げずに向き合う強さが育ってきました。
- つまずいたときにも学びを止めず、前進しようとする姿勢が印象的でした。
まとめ
通知表の担任コメントは、子どものがんばりや成長を客観的かつ温かい言葉で伝える大切な手段です。
同じような内容でも、言葉の選び方次第で印象は大きく変わります。
一人ひとりの個性に寄り添い、子どもにも保護者にも「見てもらえている」と感じてもらえるコメントを届けましょう。
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